
お久しぶりです。
最近は、「Hearthstone」というBrizzard製のカードゲームで遊んでいます。
あと1試合だけ……。Blizzard初のカードゲーム「Hearthstone: Heroes of Warcraft」は,やめどきが分からなくなる危険なゲームだった (4Gamer.net)
「Hearthstone」は対人対戦メインのネットゲームであるにも関わらず1ゲーム10分程度で終わるスピーディーな展開が最大の魅力。またiPad版もリリースされているので、ネットさえ繋がっていれば電車の中でも仕事の合間でもどこででもちょっとした空き時間で手軽に遊べるのが、個人的には嬉しいですね。
あと無料で遊べるのも嬉しい(重要)。
そんな感じでとても楽しいゲームなのですが、現在の(日本人にとっての)唯一の問題点は、まだ日本語版がリリースされていないため、カードテキストの英語を読んで理解しないといけないところです。Magic:the gathering(以下M:tG)の英語版を触ったことがある人ならすぐに読めるレベルではあるんですけど、M:tGと比べると「能力の対象」の表現方法に癖があるなと感じました。
例えば Magic:the gathering の場合、1つの対象を取るダメージ呪文は「deals 2 damage to target creture or player.」といった感じで、
- 何を対象にして (target creture or player)
- 何を行うのか (deals 2 damage)
が明確に書かれており、また同じ効果を発揮するカードは全て同じ表記で統一されているので理解しやすいのですが、Hearthstoneはカードテキストがまだそこまでこなれていない印象を受けます。表記が簡略化されていたり、同じ対象を取る似たような能力でもテキストの表現の仕方が異なるものがあったりします。
例えば、上記の「deals 2 damage to target creture or player.
」という能力を持ったカードは、Hearthstoneでは単に対象を省略して「Deal 2 damage.」 と書かれます。自分の場合、初めは「これは相手のヒーローに打ってもいいの?」と戸惑ってしまいました。
なので、とりあえず Hearthstone のカードテキストにおける「対象」の表現についてまとめてみました。
まとめ
- “Deal 4 damage”, “Restore 2 Health” など、カードに対象が明記されていない場合は、ミニオン・ヒーロー共に対象にできる。
- カードの能力が特定の対象を取る場合、対象に取れるものとして以下のどれかが書かれている。
minion(s) | ミニオン。複数形なら複数のミニオンあるいはミニオン全体 |
種族名 (Beast/Demon/Murloc/Pirate/Totem) |
その種族に属するミニオン限定 |
hero | ヒーロー |
weapon | 武器 |
character(s) | ミニオンかヒーロー。複数形なら両方 |
enemy(enemies) | 対戦相手のミニオンかヒーロー。複数形なら両方 |
対象をより具体的に修飾する表現としては、以下のものがある。
friendly 〜, your 〜 | あなたの〜 |
enemy 〜 | 対戦相手の〜 |
a/an 〜 | 1体の〜 |
all 〜 | すべての〜 |
random 〜 | ランダムで選ばれた〜 |
other 〜 | これ以外の〜 |
adjacent 〜 | 隣にいる〜 |
具体例
テキスト | 対象 | カード例 |
a minion | ミニオン1体 | Hunter’s Mark |
all minions | 全てのミニオン。 自分のミニオンも影響を受ける場合は “ALL” と大文字で強調している |
Whirlwind |
a friendly minion | あなたのミニオン1体 | Power Overwhelming |
an enemy minion | 対戦相手のミニオン1体 | Corruption |
another random friendly minion | このミニオン以外の、ランダムで選ばれたあなたのミニオン | Blood Imp |
random enemy minion(s) | ランダムで選ばれた対戦相手のミニオン | Forked Lightning |
your minions | あなたの全てのミニオン | Bloodlust |
all enemy minions | 対戦相手の全てのミニオン | Arcane Explosion |
adjacent minions | このミニオンの隣にいるミニオン | Flametongue Totem |
minion(s) next to it | このミニオンの隣にいるミニオン | Betrayal |
either side of this minion | このミニオンの隣にいるミニオン | Void Terror |
a friendly Beast | あなたのビースト1体 | Houndmaster |
your Totems | あなたの全てのトーテム | Totemic Might |
Your other Beasts | このミニオン以外のあなたのビースト | Timber Wolf |
All other Murlocs | このミニオン以外の全てのマーロック | Grimscale Oracle |
friendly character | あなたのミニオンやヒーロー | Rockbiter Weapon |
enemy character | 対戦相手のミニオンやヒーロー | Frost Shock |
all other characters | このミニオン以外の全てのミニオンやヒーロー | Dread Infernal |
your hero | あなたのヒーロー | Bite |
enemy hero | 対戦相手のヒーロー | Mind Blast |
your weapon | あなたの装備している武器 | Deadly Poison |
your opponent’s weapon | あなたの対戦相手の装備している武器 | Acidic Swamp Ooze |
all enemies | あなたの対戦相手のミニオンとヒーロー | Blade Flurry |
a random enemy | ランダムで選ばれたあなたの対戦相手のミニオンかヒーロー1体 | Knife Juggler |
特に「このミニオンの隣にいるミニオン」はこのゲーム独特の概念で、またカードによって書かれ方が違ったりするので、最初は戸惑うかも知れません。
ただ Hearthstone は、対象が不正だった場合はちゃんと「こいつは対象に取れないよ?」って教えてくれたり、そもそも対象として選べなかったりするので、まあどのカードも一度使ってみれば理解できると思います。
この記事の存在価値を自分で毀損して終了。
売り上げランキング: 2,107
iPadは最強のHearthstoneプレイ環境(マジで)