2004/05/24

 

[Review] BOOK DESIGN 2号

BOOK DESIGN 2号

 装丁マニア御用達雑誌の2冊目。結局今回も購入。
 今回は池袋のジュンク堂じゃなくて、地元の本屋で購入。こんな地方でも探せばニッチな本があるもんだなと思った。

 今回の記事の中では、装丁デザイナーの大久保明子氏に関する特集が面白かった。大久保氏が手がけた本を自らが解説し、そしてその本の著者達が氏に対するコメントを述べる、という双方向的なアプローチでブックデザインを語っている構成になっているのが興味深い。
 本の世界にも、尊敬されているデザイナーは沢山いるんですね(当たり前です)。

 あと、本の可読性に関する記事では、かつてWIRED日本版でデザインを担当していた佐藤樹氏のインタビューが載っていた。WIREDと言えば、当時はサイバーっぽさを演出するためかやたらケバい誌面で有名だったのだが、「いま見てみると、別に変わったことをしているようには見えません。今のデザイン雑誌の方がもっと過激」みたいなことを述べていたのが印象的だった。言われてみれば確かにそうだと思う。
 本の世界でも、デザインは着実に進歩しているんですね(当たり前です)。

 ちなみに、当時のWIREDは創刊号から最終号まで全冊持っており、今も家の本棚を飾っている。本の内容はともかくとしても、カラフルな表紙やあの雑誌独特の紙の質感には、何か妙に惹かれるものがあるのだ。「ナショナルジオグラフィック」とは違う意味で、本棚に並べておきたい雑誌と言える。
 目指せ装丁マニア!(←目指すの?)

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