そして3年目。
3年目は、まず主人公の高校卒業後の進路を決定する。ジャン君はそこそこ頭を鍛え て定期テストでは常に上位に入る程になっていたので、さも当然というように「一流大 学へ進学したい」をチョイス。
だがしかし、先生からは「お前の頭じゃ二流大学がせいぜいだな」と言われ、ショッ クを受ける。一流大学への進学には、やはり詩織(彼女は必ずほぼトップの好成績をキ ープしている)を超える頭脳が必要になるのだろうか。
てな訳で、この後ジャン君は「打倒詩織」を目指して勉学に励む。くくく詩織め、首 を洗ってまっていやがれー(邪悪な笑い)。
励んでいるうちに、季節は春の体育祭のシーズンを迎える。
このゲームの体育祭では、100m走とかスプーンレースとかの中から1競技を選ん でミニゲームを行う。このミニゲームはどいつもこいつもかなり激ムズなので、心して かかる必要がある。さすが「ハイパーオリンピック」を輩出したコナミのゲームだ(関 連薄い)。去年まではスプーンレースを選んでフラフラして苦労していたジャン君であるが、こ の年は思い切って「二人三脚」を選ぶ。二人三脚はデフォルトでは詩織とペアで出場す るので、これで好成績を収めれば、これまた詩織との仲が良くなるという寸法だ。
ゲームのすべての要素が最終的にすべてラブラブ関係に繋がるあたりに、ときメモの恋愛シ ミュレーションゲームとしての意地を感じる。で、さぁ詩織とヤルぞと力を入れていたその時、
「あの……私と組んで、二人三脚に出ていただけないでしょうか……?」
と言いながら、何故かメガネっ娘・如月(ブルマ着用モード)が登場した。
なんでも、彼女の相手が体調を崩して出られなくなったので、代わりにジャン君にペ アになってもらいたいということらしい。仕方ないなぁと思いながらも、誰もいない校舎裏で、二人っきりで体を密着させなが ら練習に励んでしまう頑張りやさんのジャン君と如月。なんかいかがわしいぞ君たち。
だが、ゲームが始まってみると、やはり激ムズ。惨敗に終わる。
「すみません、わたしのせいで……」と控えめに誤る如月だったが、悪いのは二人三 脚ゲームの技量が至らぬプレイヤーのこの私なのだ。すまぬ、俺の為に……(ウソ泣き )。
他にも、午後の競技の前に清川(ブルマ着用・しかもナイスアングルで撮影)が花壇の植 物を愛でている場面と遭遇したり、フォークダンスで朝比奈と踊って「ねぇ、このまま ブッチしちゃおうか」と言われたりとか(ブッチって何だよブッチって)、なかなか有 意義なイベントが多く起こった体育祭であった。
だが、この程度のイベントで浮かれていてはいけない。
ここからが本当の男の勝負開始なのだ!
続く。
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