2004/03/19
[Review] 団地ともお1巻
「こさめちゃん」「マル被警察24時」など、いい感じに力が抜けた独特の雰囲気の作風が印象的な、みんな大好き(多分)小田扉氏の最新刊。ビッグコミックスピリッツ連載。
小田扉のマンガにすら、語尾にちゃんと「。」を付けているのがスピリッツっぽいと思った。
青春時代の団地ライフを描いた名作と言えばアニメ版「耳をすませば」に決定なのだが、「団地ともお」は「耳すま」みたいにときめく出会いもなければ非日常との遭遇も将来への夢もなにもなく、ただひたすらに等身大の子供レベルのバカっぽい日常を暮らす、ともお少年の冴えない日々を描いた作品。
掲載誌は変わっても小田扉の独特の脱力っぷりは相変わらずで、いい感じにリラックスできること請け合い。
小田扉の作風を受け入れられる余地があるうちは、まだまだ日本は平和だなぁと思った。
私はともおの父親みたいな人間になりたい(微妙)。
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