Mail from Beyond
1999年11月


1999/11/01 ■むしろ、猫になったララが欲しい

 ぷるるんぷるーん! ふぁみふぁみふぁー!(挨拶)
 っつうか、いつまでも若いと思うな! こちらは深沢栄吉。必殺技は死後硬直。

 F1鈴鹿はちゃんと鑑賞した。優勝はハッキネンだったが、どっちかと言うとシューマッハの方が走り方のキャラが立っていたような気がする。中継でもシューマッハばっかり映していた印象もあるし、やっぱシュー様萌え萌え? って感じ。

 あと、昼にやってたレース前の実況中継で、ドライバーの苦労(凄いGが掛かるとか)について解説していた時に、マッチ(死語)が「ボク達ドライバーは……」と、自分とF1ドライバーを同列に扱ったコメントを喋っていたのが印象的であった。そりゃー、彼だってドライバーやってるけどさ。何か悲しいぞマッチ(死語)。


1999/11/09 ■さくらと知世と不思議な触手

 手から光線が出るほど忙しいです(挨拶)
 お久しぶり。ヤジャマン深沢だが。

 見たくはないだろうけど、一応近況を少し:

・中古ソフトを物色するために入ったマンガ屋(レンタルビデオ+ゲームソフトショップ)で、勢い余って「新リヨン伝説フレア・もう一人のフレア」をレンタルしてしまいました。
 どうせダメアニメだろうと思っていたのだが、いやこれがアンタ、意外にちゃんと作ってあってビックリ。

 前半部分はちゃんと触手とか何とかで主人公が責められる伝統のシーンがあって心が和むし、終盤クライマックスではキチンと剣と魔法のファンタジーな戦闘シーンを挿入してオチを付けている辺り、「マジメにファンタジーエロ路線のアニメを作ろう」という意図が感じられた。前作とは段違いのデキの良さだ。
 あと、主人公(フレア)やその相方になりそうな男(ジーク。この二人の名前だけは前作と一緒)以外にも、笑かし役としてちょっとボケ入った貴族の美少女(「ああーん、ジークさまぁ〜」とか言って追いかける迷惑タイプ)と、その少女にイヤイヤ使える小間使いの少年なんかも出てきてコメディをやるとかの余裕もある。

 何より素晴らしいのが、ちゃんとアニメとして「絵が動いている」ことだ。
 いや、最近のアニメは低予算っぷりが影響してか、全然動かない奴が多いんですわ。テレ東の深夜アニメなんか、観ていて可哀相になるくらいセルを節約しているのがオレ程度の人間でも判るくらいだし、最近流行の美少女ゲームをOVA化した奴も実態は似たようなモノだし。

 考えてみれば、これを作っている「宇宙企画」って、アダルトビデオ業界ではかなりメジャーなところなんだよな。メジャーなところがそれなりの資金を使ってアダルトアニメを作れば、そりゃー他の弱小メーカーが低予算で作ったものより絵的に優れているのは当然と言えば当然だよなぁ、って感じ。資本主義社会の理を観た思いである。エロアニメだけど。

 とりあえず、近来希に見る「ちゃんと作ってあるエロアニメ」として貴重な存在であると認識した。名前だけでバカにして申し訳ないって感じ。

 という訳で以上。
 駅伝中継でおジャ魔女を放送しなかったテレビ局に死と地獄を!(おわり)


1999/11/24 ■当たった敵を転ばせることが可能だ

 チーンチーン! チーンチーン!(挨拶)
 こんにちは。メカナイズドされているのは歯だけの私ですが。

 えーと、「魔術師オーフェン・リベンジ」は、今テレビ東京で土曜6時っくらいからやってるアニメです。
 このアニメは、元々「魔術師オーフェン」という割とマジなノリのアニメの続編として作られたのだが、どうせ続き作るんだったら徹底的にバカやってしまえ、というコンセプトで作られているらしい。バカな内容も計算ずくだという事ですな。
 とりあえずキャラ萌えできるアニメを見付けられたってことは幸せだと思うので、そのまま頑張って見るように。

近況報告:
 昨日の帰りの電車(新幹線)に乗ったら、定員オーバー気味で人が通路にはみ出すくらい混んでいた。
 いかな休日とは言えなんだこの人手は? と思ってよく見たら、そこかしこにオレンジのユニフォームを着込んだ連中が座っていた。そう、サッカーの清水−横浜戦の観戦帰りのサポーターが乗り合わせる電車に乗っちゃったのだった。
 彼らはみんな不機嫌そうな顔をしていたり、不景気なサッカーの話をしたりしていたので、こりゃー清水負けたのかなぁ、と思っていたのだが、でも帰ってニュース見てみたらちゃんと勝って優勝してるじゃんエスパルス。
 彼らが不機嫌そうだったのは、きっと電車が込み合っていたからに違いない。だが、でも混んでる原因は大挙して同じ電車に乗ったサポーターのせいなんだよなぁ。

 貴様ら、せっかく優勝したんだからもっと陽気に振る舞え! 「家に帰るまでが遠足です」が真であるのと同様、「家に帰るまでがエルパルスの応援です」もまた真であると知れ! せめて清水のチームらしく、ちびまるこちゃんのOP歌うとかしろ! (清水に対する貧困なイメージを露呈)

近況その2:
 プレステ用「ストゼロ3」を2500円で購入。30分くらいヒマを潰せる2D格闘ゲーとしては最高峰に近いデキだと思う。ランク下げて攻めまくっていればそこそこ勝てるバランスになっているしな。
 このゲームには、スト2Xのキャラ(ディージェー、ホーク、フェイロン)が入っているのだが、個人的にはここにぜひ「キャプテン沢田」を入れて欲しかった所存だ。キャプテン沢田は元々フェイロンのコンパチキャラなので(ハラキリはないが)、もはやオレの頭の中ではフェイロンはキャプテン沢田に変換済みである。
 これがサワダりゅうケンカ殺ぽうだぜ!

近況その3:
 ゲーセンに「DEAD OR ALIVE 2」があったのでやってみた。
 乳揺れっぷりが激しいのは微笑ましいし、ゲームとしても前作同様結構遊べるのだが、しかしデフォルト設定が1マッチが1本先取(=一度負けただけでゲームオーバー)なのはあんまりな仕様だわコレ。2本設定のゲーセンが出てくるまでは手を着けないことに決定。

 ではまた。
 つるぺた!(効果音)


1999/11/25 ■逆スタージョンの法則:90%のクズがなければ、10%の傑作も存在し得ない

 海が好き!(挨拶)

 とかリスペクト高橋留美子しながらおはよう。
 今日は「ときメモ2」発売日ということで、アキハバラ辺りでは徹夜行列ができてトホホな事になっている様だが、ご機嫌は如何か?

 それで今週のチャンピオンだが、なんか凄い新連載が始まったぞ!
 その名も「ルーンマスターゆうき」!

 内容は、『きゃるーんでかわいい女の子である「ゆうき」が、ひょんな事から「ルーンマスター」と呼ばれる珍妙なパワーを持った変な宝石を手に入れ、それを狙う闇の怪物達と戦う』というものであり、既にこの時点でこれがアレなマンガだというのは判って頂けると思うのだが、しかしこのマンガの凄さはこれだけじゃないですよ!

 背景の書き込みがほとんどなくて全体的に白いし、主人公の女の子やマスコットキャラクターの犬も「かわいい路線を狙っているんだけど、でもどこかで何かを間違えている」系の雰囲気がする。デザインがどっか変なのだ。
 さらに、普通のマンガだったら展開の中でさりげなく語られるべき背景設定(この世界の影では光と闇の戦いが繰り広げられていて、とかいう奴)が第1話にして唐突に数ページを費やしてわざわざ語られているし、ホラーなバケモノは女の子が投げた電話帳にぶつかったくらいで悲鳴を上げるし、女の子が怪物を退治した方法に説得力が全然ないし、とにかく全てに渡って「変だ! このマンガは何処か変だ!」というオーラを発している。

 正直、もしこれがサンデーだったら、絶対に掲載されないレベルのマンガだと思う。いかなチャレンジャブルなマンガを載せるのが信条のチャンピオンと言えども、これはあまりに無謀すぎるのではないかと思える。
 多分、来年1月に再開する予定の「NUDE」の穴埋め的な短期連載マンガなのだろうが、それにしてもこれはあんまりと言えばあんまりのデキだ。

 っつうか、ここまでヘボだと、逆に「これからこのマンガがどうなるのか」というのが気になる。久しぶりに、オレの「ヘボなものを愛する心」に火を付けるマンガに出会えたって感じだ。
 という訳なので、オレは「ルーンマスターゆうき」を最初から最後までちゃんと読む事を決意した。どうして、こんなにオレ好みのマンガがこんなところで!?

 だから、貴様も読め! 読んで泣け!


1999/11/26 ■「空を自由に飛びたいな」「己の甲斐性で自由に飛べや」

 この疑獄、癒し系?(挨拶)
 私です。こんな長文メールを書けるってことは、今ヒマってことだ。

 「ルーンマスターゆうき」は、確かにマジメに読むと色々と辛いマンガだと思うが、逆に言えば色々とツッコミ所が満載なので、突っ込んで笑ってみよう。
 サラエボ市民は、ボスニア=ヘルチェゴビナ紛争の最中でもユーモアのセンスを忘れず、愚かな指導者達が起こした愚かな紛争を茶化しつつ、死と隣り合わせの日常を笑って過ごしたと聞く。つまり、辛くても「逃げちゃダメだ」と呟いて耐えるだけじゃなく、辛ければ笑え! 辛さの見返りは己の甲斐性で探せ! という事なのではないのだろうか。
 と、たかがマンガ一つで無闇にテンションを上げてみたがどうか。

 あと「NUDE」の一時休載は、単に予定通りだったみたい。別にネタ切れとかいうものでもないと思う。
 ああいうタイプのマンガはネタを熟成させることが重要なので、このようなペースでやった方が面白いものが描けるのではないのだろうか。長期連載を指向するあまりにどんどんダメになって行った「ボーイズビー」なんて失敗例もあることだし。

 「バギ」の「愛する者の右手」については、なんか「ただの警官の手やないか! 期待させおって!」と、一部のコアなファンが大層お怒りのご様子だ。個人的には、今のバギさんは単に理由もなく無茶苦茶強い連中が行き当たりばったりで狼藉してるだけにしか見えず、マンガとしてはあんまり面白くないです。これからどうなる事やら。

 そして「ときメモ2」は、やっぱネームバリューがあるので、結構オタク連中にもウケてるみたいだ。今のところはエモーショナルボイスシステム(女の子が自分の名前を呼んでくれる奴)で如何にヘンな台詞を喋らせるかという遊びが流行している模様だ。
 ただこれ、デジキューブで見る限り、なんかヘンに一般向けを意識した挙げ句に「こっ恥ずかしい」というよりも「イタい」内容のゲームに仕上がっているような気がする。まぁゲームとしてはハズレじゃないだろう、と思うけど(前作のシステムをいじらずに踏襲していれば)。
 今のところ、年末休暇で買って遊ぼうかしらん、って感じ。

 ではまた。
 まったり人間革命!(おわり)


99/11/29 ■わいがケルベロスや(声:くまいもとこ)

 メモリアール!(挨拶)

 っつうか、私。
 今日はホラーな話題で迫ってみたい。

 実はオレ、以前会社のレクリエーションのフットサル大会に出たときに左足の親指を強く踏まれてしまい、それ以後は爪の中にアザが出来たり周囲が腫れて痛んだりたりして、色々と鬱陶しい事になっていた。仕方がないので、皮膚用の塗り薬を塗って対抗していた。
 で、どうにか痛みや腫れも引き、ようやく治ったかと思っていたのだが、今朝目が覚めたその時、ある事実に気が付いた。

  足の親指の爪が、
  根本から取れかかっていました。

 キャー(おわり)


99/11/29 ■さくらちゃん、人気のないところへ…(声:岩男潤子)

 ようこそ先輩!(爪剥がれの)

 今回は、「爪と皮膚の間に血が溜まった」のではなく、「爪と皮膚の間に溜まった血が抜け、化膿も治まって安心していた」時に急に爪が剥がれたのでビビった次第だ。言うなれば、一度倒したボスキャラが巨大化して再び襲ってきた感じ?
 朝起きたら足の爪が剥離してブラブラしてたってのは生まれて始めての体験だったので、ビックリこいたです。

 あと爪剥離の先輩にお聞きするが、足の爪が完全に剥がれちゃった場合、日常生活にどのくらい不便を来すのか? 今はかろうじて皮一枚のレベルで爪がくっついているのだが、思い切って剥がしていいものかどうか悩んでいるのだ。爪の裏側の皮膚って刺激に敏感そうだしなぁ。

 走れ〜光速の〜剃毛華撃団〜
 唸れ〜衝撃の〜剃毛華撃団〜
(おわり)


99/11/30 ■古き姿を捨て、生まれ変われ!(声:丹下桜)

「わたしたち 正義のために戦います。
 たとえ それが命をかける戦いであっても
 わたしたちは 一歩も引きません!
 それが 剃毛華撃団なのです!」

 っつうか、どうして「帝国」を「剃毛」に変えただけでこんなに面白くなるのだろうか? 不思議不思議。悩ましマンボ。

 そして、爪剥がしのアドヴァイス感謝。爪の下の皮膚の回復具合を見計らって、早期に古い爪をひっぺがしてみたい所存である。
 これぞ、まさにカードキャプターさくら・さくらカード編における、カードのモデルチェンジ時のさくらの台詞「クロウの作りしカードよ! 古き姿を捨て、生まれ変われ!」であり、契約の元さくらにゃんが命じ、オレの爪を剥がすのである。極めてイヤな光景だ。

 あと、昨夜からこの秋最大の目玉アニメ・「デ・ジ・キャラット」が始まったので、せっかくだから見てみた。

感想:
 映像としてはヘボいし脚本もヘボいので、見ていて辛い。どう考えてもアニメファンの人気を得られるとは思えない。
 だが、でじこの性格が期待にそぐわぬ邪悪っぷりを発揮しており、その点においては極めて好ましい。よって、個人的には「是」と判断。

 しかし、アレ作ってるスタッフって、絶対にでじこの事が大嫌いに違いないね!
 「ワンダフル」の出演者も半分あきれた顔で紹介してたしな!
 愛なし夢なし希望なし! これでこそでじこの生き様よ!

 秋葉原ででじこと握手!(おわり)


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