Mail from Beyond
2000年 8月


2000/08/21 ■ちぬちぬオンリー同人誌通販のお知らせ

 フジヤマッチョ!(挨拶)

 つうか、お久しぶり。
 激しい落差が生み出すスピード感がウリの私ですが如何か。

 そんな私の夏休みですが、ひたすらマンガ読んだり、オタクの義務であるコミケに行って同人誌買ったり、ついでにネット知人達と酒飲んだり、後はぐうたら寝てたりしてました。
 そしてエロ同人誌業界は「ラブひな」がスゴイ人気だったが、しかし女性キャラ同士を絡ませるためとは言えども、「ラブひな」キャラにまでちぬちぬを付けてしまうのはどうかと思った。
 そんな感じ。


2000/08/23 ■ラブひなXi

 ラブにひなりやがって!(今週のマガジンの「ラブひな」を読みながら)

 つうか、相変わらず眼鏡属性か? 成瀬川も眼鏡よ?(しつこい)
 オレです。サバイヴ(直訳:生き残れ)。

 昨日の昼からTBSで「デ・ジ・キャラット サマースペシャル」が始まったので早速録画して観てみた。
 昼間放送ということもあってか、以前の毒気が意図的に消されている感はあるものの、相変わらずの頭がおかしい内容で個人的には十分笑わせて頂いた。コレが全国ネットじゃないことがつくづく悔やまれる。
 あと、新キャラ(ぴよ子/声:林原めぐみ)がデジ子の異常な世界にすっかり馴染んでいてビックリ。やっぱ林原めぐみはスゲエ役者だわ。伊達にポケモンでフシギダネの声をやってる訳じゃねぇってことですか。にょ。

今週のサンデーのみどころ:
・ダンドーに後ろから抱きつかれて頬を赤らめるラミア少年
・デビデビ来週最終回


2000/08/29 ■モッキーゴウスにゃ借りがある

 あいにゃーん!(挨拶)

 つうか、こちらは、仲間達と熱海に行って酒飲んで寝不足になって体を疲労させただけの週末を過ごした私ですが如何か。便の様子とか。
 こちらは緩めです。

近況:
 昨日仕事帰りに本屋に行ったら、田中ユタカの連載マンガ「愛人」のコミックス2巻が売っていたので大購入。
 ちゃんと帰りの電車の中で読んだぜ! スゲエだろ!(←生まれてすみません)

 それでこの2巻だが、なんつうかとにかく「終末感」のオンパレードといった内容で、読んでいて大変にブルーになること請け合い。南極には遺伝子改造研究の果てに生まれた超人類がやって来て「人類救済つかまつる!」とか言い出してるし、主人公のイクル少年は毎回臨死体験を繰り返してるし、そのイクル少年の主治医・ハルカもやっぱり遺伝子改造のツケが来て体が文字通り「壊れて」きたりと、まさに「死」のメタファーのオンパレードだ。
 まぁ、だからこそ、「愛人」たるヒロインのあいの天然っぽい明るさが、作品内の唯一の「救い」となっているのも確かであり、自然と読者を「あいにゃんではにゃーん!」な気持ちに誘うようになっているのも確かなんだけど。

 あとマンガとして見た場合は、ちょっと直接的な表現を使ったネームが多過ぎる(「もし明日すべてが終わりになったとしても後悔しない暮らしかたとはどんなものなのだろうか?」とか)のが気になるが、元々「終末の中で癒しを求める」というテーマのマンガなのだから、これはこれで致し方ないのだろう。

 とにかく、貴様が「ヤングアニマル読んでてイヤになった」って言ってたのがよく理解できたコミックスであった。
 話によれば、「愛人」は9月からまた連載を再開する模様なので、貴様もまた「ベルセルク」と「ふたりエッチ」を読んでイヤな気持ちになった後に、更に「愛人」でイヤな気持ちになれるという訳ですな!(嫌がらせ)


2000/08/30 ■煉獄の子守歌

 ムッチぷに!(つんくプロデュース系挨拶)

 若者らしい休日ご苦労。こちらが熱海のしょぼくれたホテルでボケてる間に、貴様はヨコハマの室内プールでボディボード(海辺で全身に板を巻き付けてロボットのコスプレをする遊び)を満喫していたという訳ですな!
 ヨ、やるねコノ! このボディボード皇帝! 略してボ帝!

 しかし、やっぱそういう如何にも「ナウなヤングにバカ受け!」みたいな場所に対しては、どーしても胡散臭い印象を持ってしまう。多分、その時の貴様の心境は、「家族を連れて東京ディズニーランドへ行き、『幸せな家族』を演じる疲れたパパ」に通じるモノがあったに違いないと思うがどうか。
 多分、貴様が行った場所は「ワイルドブルー横浜」ではなく、きっと「ゴイルドボルー横浜」だったのだろう。

 あと、昨夜はCDを聞きながら寝ていたのですが、気が付いたら例の「埼玉ゴズニーランド」が流れていて、とても辛い気分になれました。やっぱ筋肉少女帯は、子守歌として聞く曲じゃねぇな!

参考:今週のサンデーのみどころ:
・ラミアとダンドーのラブでひなりっぷり


2000/08/31 ■悔悟

 君のメロディーで歌えばいい。
 がんばれ酢めし疑獄!(挨拶)

 「パスポートブルー」がダメで「愛人」が良い理由は何か、と言われたら、やっぱ主人公や世界観に共感できるかどうかという問題になるよな。

 「パスブル」が生理的にダメなのは、主人公達があまりにも「正しすぎる」からだろうと思う。このマンガに出てくるキャラ(特に主人公)は、皆自分のやる事にまったく疑いを持たず、自分のすることは全て正しいと信じているように見える。
 ただ、それ故、「パソコンオタク少年のパソコンを奪取するため、母親を騙して自宅に侵入」「死んだ少女の霊が神々しく墓前に出てきて、主人公に新しい恋人ができることを許す」など、客観的に見ると何かおかしいシーンも「主人公は正しいから」という理由で正当化されてはいないだろうか。
 あと、単に主人公が「別に宇宙飛行士にならんでも、何をやっても成功する」タイプの万能人間であるのもちょっと。本家の『ロケットボーイズ』は、ロケット好き以外の取り柄が無くてスポーツもダメで女の子にモテない連中が主人公だったからこそ面白かったって話だぜ! 何でもできるスーパーマンみたいな奴が理系を目指すな!(妬み)

 それに対して「愛人」は、出てくる奴はみんなダメ人間である。明日にも世界が終わりそうなのに、それでも自分の生き方に自信が持てない奴ばっかりだ。だが、そっちの心理の方が、こちらにとっては理解しやすい。自分の生き方に何の疑問も持たない奴よりも、常に(他人から見たらどうでもいいようなものであっても)悩みを抱えている方が、遥かに人間らしいと思うがどうか。
 それに、「あい」ってキャラは、田中ユタカマンガ読者が夢想する理想の女子キャラの権化であり、極めてキャッチーで判りやすいしな!
 あいにゃんではにゃーん! あいにゃんではにゃーん!(結局コレ)

 という訳で、別にオレは全てのマンガに「何も考えないで読める馬鹿馬鹿しさ」だけを求めているのではないのです。人間は考える葦なのです。
 つうか、そういうマンガとして、ちゃんとオレは「ラブひな」奨めてるやんか!
 ガッタガッタ言ってると、今度家来た時にアニメ版を強制鑑賞させるゼ! ギニャー!


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