2004/02/29
[Diary] セビリアの理髪師
上野にある東京文化会館で行われた、錦織健プロデュースのオペラ「セビリアの理髪師」を鑑賞。
チケットを入手できる機会があったので、せっかくだから行ってみた。
勿論オペラを観るのは今回が初めてだったんだけど、感想としてはなんかインド映画の鑑賞スタイルと似ているなぁと思った。
要所要所でズンドコ歌って踊って舞台を盛り上げる演出方法、「貴族の男が憧れの女性を射止めるだけのお話」というきわめて単純なストーリー展開、スーパースター演じる主人公がどんな無茶なことをやっても許されてしまうお気楽かつご都合主義な展開と、もうどれを取ってもインド映画と楽しむポイントが一緒。上演時間が休憩を含めて3時間近くあるのもインド映画っぽい。まぁ、基本的にミュージカルってのはそういうものなんだけど。
オペラというと堅苦しいイメージがどうしてもあるんだけど、それこそインド映画を映画館で鑑賞する時のように、適当にリラックスした気分で気楽に観るべきものだったんだなぁー、と思った。
勿論、登場する歌手達の歌声はどれも見事でした。ロジーナ役の森麻季さんやフィガロ役の大島幾雄さんが歌った時なんか、客席から「ブラボー!」と歓声が飛ぶほどの盛況っぷり。「ブラボー」ですよ「ブラボー」。初めて聞いたよ「ブラボー」。以前新宿でインド映画を観たとき、一緒に観ていたインド系の人達が「イエーイ!」とか騒ぎながらノリノリになっていたのを思い出した。
こんなところまでインド映画っぽいとは! オペラってすげえ!
結論:オペラはインド映画
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