オシャレな revo に
オシャレじゃない普通のモデムを接続する

インストラクション:

 revo を始めとする PSION 社のハードは基本的にモバイル用途で作られているため、ネットに接続する時はモバイルマシンらしく赤外線モデムや赤外線通信対応の携帯電話(国内だと NTT Docomo Nokia NM502i とか)を使うのが普通だ。ネット上で紹介されている「revo を使った通信」の事例は、赤外線モデムか携帯を使ったものが大半を占めていることからも判るだろう。
 特に赤外線で通信するモデムは、本体だけでは赤外線しか通信手段を持たない revo とのシナジー効果が抜群であり、何かこう如何にも「オレはモバイルマッシーンを使ってるんだぜ! ヘヘヘ!」という気分になれること請け合いだ。「使っているだけで楽しくなるモノ」を所有する喜びが得られるのが、PSION のハードの最大の魅力であることは間違いない。

 だがしかし、ここで一つ大きな問題がある。
 赤外線モデムは、定価で買うと2万円もするハードなのです!

 revo plus を買うだけで財政的な余力を使い果たした私としては、モデムに2万円も追加投資する余裕は既にありません! オレにとっての2万円の価値は、即ち社員食堂でカツカレーが2ヶ月分も食えるくらいの大金であり、いかな赤外線ビームを発射できるとは言え普通のデスクトップパソコン用だったら5千円未満で買えるたかがモデム(暴言)に2カレー/月分の資金を投資するのは、あまりにも忍びない!(オレの昼飯生活にとって)
 という判断から、モデムを一緒に買うのは断念した。

 とは言え、ネットに接続できないモバイルマシンなど、手足が伸びないスト2のダルシムみたいなもの(よく判らない例え)。revo のクレイドルは RS-232C なので、それを使えば普通のモデムに接続できないだろうか? とか考えた。
 という訳で、revo を買ったショップのお兄さんに「クレイドルからモデムにつないで通信することは可能ですか?」と聞いてみたところ、「えーと、できると思います。やったことはないですけどネ! もしダメだったら、モデムを後から買えばいいんですよ!」という心強い(が財布に厳しい)コメントを頂けたので、今回の「revo に普通のモデムを接続する」計画を実行に移した次第。

 つうか、金がない奴が revo なんてイギリス貴族御用達のブルジョアなマシーンを無理して買うのは止めた方がいいと思った。

方法:

 幸いなことに、revo のコンパネにあるモデムの設定には「ダイレクトケーブル」という選択肢があり、クレイドルから出ている RS-232C ケーブルを普通のデスクトップ用モデムに接続して通信することは可能。ただし、クレイドルのケーブルはリバース結線されているため(リバースケーブルを使うのはパソコン同士を RS-232C で直接接続する時のお約束です)、これをストレート結線になるように細工してやる必要がある。

用意するもの

 リバースケーブルにリバースケーブルを繋げると、結線上はストレートケーブルになる、という理屈です。
 ケーブルとアダプタの相性問題を避けるため、同じメーカーのものを買うのが良いでしょう。

接続方法

  1. revo をクレイドルにセットする
  2. クレイドルの RS-232C(9ピンメス)にジェンダーチェンジャーを差し、リバースケーブルと接続
  3. リバースケーブルの端にジェンダーチェンジャーを差し、モデムのシリアルポート(9ピンメス)と接続

revo の設定

現在の問題点と今後の目標:

 やってることは別になんてことはないのですが、購入前に個人的に一番気になった「普通のモデムを使ったネットアクセス」についての情報がネット上で見つからなかったので、あえて作ってみました。
 こんな感じで接続できたはいいけど、やっぱりケーブルが増えてみっともないので、早くお金を貯めて赤外線モデム買いたいです(結局)


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fukazawa@st.rim.or.jp