ダンボールが牛の柄なのは有名な話だが、gateway の牛っぷりの凄さは、それだけではないのだ。
- デフォルトの Windows 壁紙も牛
- 付属のマウスパッドも牛
- Gateway社製の Windows95 ドライバディスクについてるスクリーンセーバーも牛
- 雑誌広告も牛
- 秋葉原で配布しているチラシも牛。「秋葉原にウッシー現る!」
- Gateway2000は牛の柄を登録商標している
- Gateway2000 ユーザーは、自らを牛飼いと名乗るようになる
この偏狭的なまでの牛への愛着は、もはや「ファミリー牧場で会社をスタートさせたから」とか「会社のイメージキャラクターだから」とか、そんなビジネスライクな言葉では説明できまい。
この愛着ぶりを説明できる言葉は、この世に唯一つ!
「牛フェチ」
そんな訳で、Gateway2000 のユーザーになると、牛がラブリーに見えてくること請け合いだ。
Gateway2000 のマシン、特にタワー型の奴は、随所にアメリカンなテイストを感じる。
- 頑丈なボディ
ボディは無骨である。頑丈で重く、耐久性が高い。
あまりの重さに、運送屋のオヤジは手で持たずに地面を転がして運搬してきた程だ。でも、マシンはなんともなかった。- うるさいファン
どんな高性能CPUを載っけても、どんなに中にハードディスクやら拡張ボードやらを組み込んでも大丈夫なようにしてあるのか、放熱用のファンがとにかくうるさい。
NewsWeek 誌には「夜中に起動するのがためらわれるほどの音を発する」と評されたが、確かにその通りだ。消費電力も結構大きいんじゃないかなぁ。だが、悪い燃費にうるさいエンジン、それこそがアメ車の醍醐味なのだ。
車じゃないけど。
PC/AT 互換機ユーザーの醍醐味と言えば、やはり「トラブルシューテング」に尽きるだろう。
英文の不親切きわまりないマニュアルが付属した謎のハードをいやがる ISA バスに無理矢理差し込み、IRQ のトラップをくぐり抜けながらリソースを設定して電源オン!
「あっ起動しない!」
即刻電源バチーンでふぅやれやれだぜ、ってのが、典型的な遊び方だった。もはや頼れるのは自分の腕と推理とカンだけだという、とってもマッチョでぷうな世界だ。
私も、今の一つ前のマシンまでは、この手のスリルを楽しんでいた。だがしかし、このマシンはさすがにこんないーかげんなことを続けたおかげで、妙に調子が悪くなってフリーズしまくるようになってしまった。私ももういい歳だし、ぼちぼちちゃんとしたマシンを使いたいなーと思って、トラブル時のサポートが万全そうな Gateway2000 を買ったのだ。私も大人になったものだ。
そして現在は、もう全然この手のトラブルには遭遇しなくなった。
今まで発生したトラブルと言えば,せいぜい:
- Win95付属の Zip パラレル接続ドライバが古かったため、起動時に Zip 認識で止まってしまう場合があった
→新しい Zip ドライバを iomega のサイトから入手して解決
- 接続している MIDI 音源 SC-55mkII に SC-88 用の MIDI ファイルを演奏させると、曲によってはマシンが極端に遅くなってしまう
→元々正常に演奏できないファイルなので、そーいうものは演奏させない
くらいで、ハード的なトラブルは全然発生していない。やるな信頼と実績の Gateway2000。
しかし、トラブルが全然起こらないので、いまいち物足りないのも確かだ。
トラブってる他のマシンがうらやましいぜ、ふっ