NHNテクノロジーカンファレンスに参加しました日記 #nhntech

 5/19に新宿で行われた、第一回NHNテクノロジーカンファレンスに参加しました。

 参加した理由は、テーマが「ソーシャルプラットフォーマーのストレージ技術」という、今まさに業務で問題が健在化しつつあるストレージ絡みの内容だったためです。

 職場のMySQLサーバはデータが日に日に肥大化していてデータの分割の必要性に迫られていますし、ファイルストレージはNFSで直接ファイルサーバをマウントするという形で運用しているため、サーバの容量が足りなくなって増やす時に色々と手間がかかったりしているので、先進的な試みをしているソーシャル界隈の方々から自分にとって有益なお話が聞けるのではないか? と期待して参加してみました。

ビッグデータと戦うMobage DBA

 DeNAの岩永さんによる、モバゲーにおけるMySQLの運用手法についての話(スライド)。

 スケールアウト時のテーブルシャーディングのやり方については、まさにこちらがこれからやる必要に迫られていることだったので、ものすごく参考になりました。
 話を聞いていた時は、テーブルシャーディングの「対象のテーブルをレプリケーションしてから分割」の具体的なやり方がピンと来なかったのですが、家帰って調べたらMySQLのレプリケーションは(DB単位だけではなく)テーブルを指定するオプションもあることが判って納得。

 データのパージについては、MySQL5.1以降のRANGEパーティーションを使えばすごい楽という話でした。うちのメインのサーバが5.0なので、パージが定期的に必要なは早いところ5.1に移行するべきだなと痛感。
 MySQL-MHAによる自動的なバックアップ→マスタ昇格については、いつかウチもその領域まで達したいなあとウットリしてました(こんなレベル)。

STF – コモディティツールによる内製ストレージ

 NHN Japanの牧さんによる、ストレージツール STF の解説(スライド)。
 今回一番興味が湧いたセッションです。

 要はAmazon S3みたいなものなのですが、それに相当するストレージを既存の枯れた技術(Plack,Apache,MySQL,Q4M,memcached,perl)を自前で組み上げることで構築したというのが特徴。
 自分は以前 MogileFS を調査したことがあったのですが、何をやっているのかイマイチ把握できず(あとPHPでクライアントを書けるのかどうか判らなくて)挫折した経験があります。一方のSTFは、内部構成は自分でも判る技術で組まれており、HTTPでお話ができればクライアント作るのも何とかなりそうな感じ。多分。
 次期ストレージとして検討してみようかなと考えています。来年くらいの導入を目標に(遠い)。

 質疑応答ではS3に対するコスト面についての話が出てましたが、単にコストだけではなく自前で全部面倒見られる精神的な安心感も大きいんじゃないかな、と思いました。

ソーシャルプラットフォーマーとしてのGREEのストレージ戦略

 グリー株式会社のCTOである藤本さんによる、GREEのストレージ戦略の話。「Facebookになった気分で思考実験してみる」というスケールの話がメインであり、さすがGREEのCTOともなると視線の大きさが違うなあとウットリせざるを得ない内容でした。

 ちなみに現在Facebookでは「いいね!」が1日で27億回押されているそうで、これくらいの規模になるとシャーディングでMySQLのデータを分散してもピーク時のトラフィックがどうしても偏ってしまうんだけど、Facebookはそれを分散・非同期書き込みといったアーキテクチャで対応しているとのこと(Scribe+PTail+Puma+HBase)。
 特にHBaseは書き込み性能がかなり高いとの話で参加者の皆さんの注目度も高く、次回のテクノロジーカンファレンスの題材はHBaseがいいんじゃね? みたいな話になってました。

– Dripcast – server-less Java programming framework

 株式会社インテックの中川さんによる、『M2M時代のクラウド型開発モデル』Dripcastによるプログラミングについての話。
 これまでのセッションは「クラウド型開発モデル」のクラウドの中身であるところのサーバ側の話がメインでしたが、このセッションでは「サーバを意識しないでプログラム組めますよ?」というフロントエンドの開発についての話だったので、ちょっと毛色が違うなと感じました。

 Javaを使った分散オブジェクトフレームワークについては、12年くらい昔に筑波大学まで行ってHORBの講習会に参加した記憶があるのですが、その頃と比べると分散処理書くのも随分と簡単になったんだなーというのと当時に、15年前も今も「Javaで分散処理」というテーマが主題になっているのは変わらないんだなーとも思いました。分散オブジェクトは古くて新しい問題なのかも知れません。

 そして、その後の懇親会にも参加しました。
 まったく面識がなかった色々な方とお話ができて楽しかったのですが、この手の勉強会の後の懇親会に出るのはこれが初めてだったので色々と勝手が判らず、オタク同士の飲み会的な変なノリで周囲の方々にご迷惑をおかけしたのではないかと思うと、気が気ではありません。「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」とかやってました。ホントすみません。
 とりあえず、今の若い技術者の方って、みんなアニメ見てるとは限らないことは判りました。それが一番の収穫です。ウソです。


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